今回の記事ではリエゾン編①で紹介したリエゾンパターンを深堀りしていきたいと思います。”リエゾン”は実はかなりの種類あるのですが、大枠でまとめれば3パターンしかありません。まずはこの3パターンを覚えてしまって、リスニングの勉強をしていき、自分が躓いた発音がどのパターンに該当するのか頭の中を整理していただければと思います。
・連結(音がつながるパターン)
・脱落(発音されないパターン)
・同化( 似た音どうしが別の音を生むパターン)
の3つについて具体例を挙げていき、その他気を付ける変則的なものを紹介したいと思います。3つのパターンに該当する英文をピックアップ→まとめという構成で文章を書いていこうと思います。
連結
”_”を連結するという意味で使っていきますね。まずは音がくっつくパターンです。いくつか例を見ていきましょう。
・pick _up(拾う)(ピッ、カップ)
・change_ in(変化)(チェンジン)
・ Shoud _I~?(~すべきか?)(シュッダイ)
・out _of~(~の外)(アウタブ)
pick upではkが、change in ではgが詰まったように発音されます。このような音を破裂音と呼びますが、破裂音の後に来る母音は連結したように発音されることが多いです。
<まとめ>k,g,d,tのように、いったん息を止めて,破裂させるように出す子音(破裂音)の後に来る母音は連結
脱落
次に音が消失するパターンです。例を見ていきましょう。
・send _to(送る)(セン(ド)、トゥー)
・want _to~(~がしたい)(ウォン(ト)トゥー)
・needt _to~(~することを必要とする)(ニー(ド)トゥー)
d,tのように発音が似た子音は最初の子音が発音されず、脱落します。
<まとめ>
d,tのように似た音通しは最初の子音が発音されない
同化
最後は音が同質化していくものです。例を見ていきましょう。
・get _you(あなたを~へ連れていく)(ゲット ユー→ゲッ,チュー)
・miss _you(あなたがいなくて寂しく思う)(ミス ユー → ミシュー)
・send _you(あなたに~を送る)(センド ユー → センデュー)
・thank _you(ありがとう)(ミス ユー → ミシュー)
get _youでは 「ト ユー」が「チュー」に、miss _youでは「ス」が「シュ」に変化してますね。このようにs,d,t に yが続くと音が変化してつながります。
<まとめ>
s,d,t + yで音が変化し、つながる
その他気を付ける変則的なもの
私が聞き取りづらいと感じたものを4点あげます。私がTOEIC対策をしていた時に、TOEICのリスニング対策でディクテーションをしていて何度もマーカーを引き練習したものになります。
・that I(ダダイ)→that節の後のIです。thatが早いし、音声が弱いので要チェック
・where you (ワッユー)→もはやウェアーなんて言ってないです。
・they are(デア)→there areとほぼ聞き分けが出来ない。後の英文を聞きましょう。
・I’m on way to (アィモン)→TOEICのPart1でよく出てくるのですが、I「アイ」の「イ」も小さく発音されており、「子音 + 母音」で連結してます。
以上がTOEICのリスニングでよく出てくる、大変聞き取りづらいリスニングの変則パターンです。
まとめ
リエゾンパターンはいかがでしたでしょうか?見やすいようにこちらの記事を整理してまとめると、
- 連結:
k,g,d,tのように、いったん息を止めて,破裂させるように出す子音(破裂音)の後に来る母音は連結
- 脱落:
d,tのように似た音通しは最初の子音が発音されない
- 同化:
s,d,t + yで音が変化し、つながる
本記事で触れることが出来なかったより詳細なリエゾンパターンについて知りたい方は、以下の書籍をお勧めいたします。学習が進んできてTOEICが600点中盤をとれるようになってきたら読んでみてください。
コメント