こんにちは!皆さんは洋楽を聞くことはありますでしょうか?私はあまり洋楽を聞かないため、詳しくないです(汗)。中にはリスニングの教材としてリスニング能力向上のために、洋楽を聞いている、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか? いきなりで大変恐縮ですが、私は「効果的ではない」と考えております。その理由について本記事では、解説していきます。
なぜ洋楽を聞くことがリスニング力を上げるのに効果的ではないのか?
リスニング力を伸ばすには、聞こえる英文の発音とその英文に対して持っている発音認識の差異を埋めなくてはならないのですが、ただ洋楽を聞いているだけでは、その差異が埋められないからです。過去記事【単純明快!】リスニングができない原因はたった2つリスニングの能力で触れたとおり,リスニング能力向上の本質は、英語に対する発音認識と、実際に発音・発話される音の差をなくしていくことです。特にTOEIC対策などを行っていく人にとっては、洋楽でリスニング能力を向上させるというのは大変非効率なのでやめましょう。
聞こえる英文の発音と、その英文に対して持っている発音認識の差を埋めるステップとして、私は大きく分けて3つのステップがあると考えております。
- 聞こえた発音を認識・反復練習
- 実際に発音された英文を確認
- 実際に発音された英文を意識しながら、聞こえた発音で音読練習
聞こえた発音を反復・認識
まず耳で聞こえた音を聞こえたままに認識する段階です。この段階では、理解できない英文は、カタカナやローマ字なりで無理やり頭の中で置き換える状況になるでしょう。聞こえたままに音を口ずさむとよいと思います。
実際に発音された英文を確認
次に実際に発音された英文を確認してみましょう。この段階では、「えっ、こんな英文だったの?」「こんな風に聞こえない」というような状況になるでしょう。実際に音として流れている(つまり客観的に聞こえる)英文が、以下に自分が認識している音で聞こえてこない、つまり、実際の音と認識している音の差を実感できると思います。
実際に発音された英文を意識しながら、聞こえた発音で音読練習
「聞こえた発音で」というのが非常に重要です。英文を確認して、もともと聞こえた通りの発音の仕方をまねていかないと、リスニング対策の本質「発音認識の差異」が埋まっていきません。一度英文を見るとどうしても頭の中にある既存の発音で音読しそうになるのですが、我慢して聞こえた通りの発音をまねていきましょう。
それでも洋楽を使ってリスニング力を上げたい人へ
リスニング力を上げるという意味では非効率だと考えておりますが、効果がないわけではありません。洋楽を聞いて歌うことを楽しみにする人は、①を徹底的に行っていることと同効果があるので、歌詞カードを見ながら歌ったりするのは、効果を上げられるやり方となるでしょう。要は、どんな英文をいっているかを理解しながら、発音を聞こえたままにしていけば、結果的にリスニング対策となるのです。
洋楽でリスニング能力を向上させることについてこちらのサイトで取り上げており、なかなか興味深かったです。興味がある方はそちらのサイトもみてみてください。
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